Huawei Honor Magic 2 実機レビュー!スライド式スマホのスペックや使い心地は?Magic UIは使いづらい?
Huaweiのスライドカメラ搭載スマホ、Honor Magic 2を購入しました。多くの方が気になるスライドカメラやKirin 980の性能について、実機レビューをします。
尚、記事は随時更新されます。
今回購入したサイトはGearVitaという中華通販サイトです。プレセール中に購入予約したのですが、価格は570.99ドルと定価+20ドルで購入することができました。(DHLで50ドル近くかかりましたが...)。なんやかんやで結局600ドルになりましたがね...
では、さっそく見ていきましょう。
- Honor Magic 2 スペック
- Honor Magic 2 パッケージ
- Honor Magic 2 デザイン
- Honor Magic 2 スライドカメラ
- Honor Magic 2 ソフトウェア
- Honor Magic 2 バッテリー
- Honor Magic 2 Antutuベンチマーク
- Honor Magic 2 PUBGモバイル
- Honor Magic 2 カメラ性能
- Honor Magic 2 気になるところ
- Honor Magic 2 まとめ
- Honor Magic 2 販売サイト
Honor Magic 2 スペック
ディスプレイ | 6.39型、AMOLED、1080×2340(FHD+) |
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サイズ | 157.3×75.1×8.3 mm |
重さ | 206 g |
OS | Magic UI(Android 9.0) |
SoC | Hisilicon Kirin 980(7nm) |
メモリ | 6+128、8+128、8+256 GB |
インカメラ | 16+2+2 MP |
リアカメラ | 16+24+16 MP |
バッテリー | 3500 mAh |
その他 | SuperCharge(40W急速充電),指紋認証、顔認証 |
カラー | ブラック、レッド、ブルー |
購入したのはRAM 6GB、ROM 128GB、レッドモデルです。
Honor Magic 2 パッケージ
付属品はスマホケース、充電アダプタ、USBケーブル、USB-3.5mmジャック変換アダプタ、説明書類となっています。
充電アダプタは40Wの超高速充電が可能なSuperCharge対応です。
Honor Magic 2 デザイン
普段使っているOnePlus 3Tと比較すると厚みは1mmほど増えています。しかし、実際に使用しているとその差はあまり気になりません。
スピーカーはモノラルで、3.5mmイヤホンジャックはありません。
フレームの上にはIRブラスター(赤外線)とマイクがあります。
背面にはフラッシュライトとトリプルカメラがあり、広角レンズのみ独立しています。
背面は鏡面のように反射するデザインで、ピンクレッドからパープルになるグラデーションがかかっています。素材はガラスかと思いきやプラスチックで、それ以外はメタルが使用されています。指紋が目立っちゃうのは仕方ないところ。
付属のケースはブラックでサラサラとしていますが、手が湿っていると指紋がついちゃいます。
Honor Magic 2 スライドカメラ
スライド機構はスムーズで、磁石により気持ちよくスライドできます。また、スライドさせるために側面からみると隙間ができており、ホコリとか入ったらどうなるのか少し心配になりました。
スライドで起動するアプリは中国版は音声アシスタントYOYOしかなく、自撮りや顔認証をするときでしかスライドすることはありません。グローバル版が発表されたらGoogleアシスタントになると思いますが、なぜカメラを起動するようにしなかったのか...
Honor Magic 2 ソフトウェア
ロック画面と指紋認証登録画面です。指紋のアイコンが出ているところに登録した指を押し付けることでロック解除が可能になります。
独立した指紋認証センサーを搭載する従来のスマホは、指を軽く乗せるだけでも認識してくれました。しかし、Honor Magic 2のような画面内指紋認証はコツもありますが「押し付ける」ようにしないとうまく認識してくれません。
また、認証速度も従来より0.2秒ほど遅く感じます。
Huawei製品が搭載するAndroidはEMUIと呼ばれますが、Honor Magic 2はMagic UIというOSを搭載しています。実際に使っても、あまりEMUIとの違いを感じることはありません。おそらくHonor Magicシリーズを続けていくためのブランディング作戦でしょう。
Honor Magic 2 バッテリー
バッテリーは驚異的なほどもっています。使い始めてから4日ほど経ちますが、まだ充電を2回しかしていません(一日中放置した日もあります)。2年使ったOnePlus3Tは夏頃から急激にバッテリーがヘタり半日で充電が無くなってしまうのですが、Honor Magic 2なら、一度の満充電で余裕で2日もちそうです。
Honor Magic 2 Antutuベンチマーク
スマホの性能を計測するAntutuベンチマークを実行したところ、27万点という結果になりました。これは2回目に計測したもので1回目は26万点と予想より低い点数でした。Huawei Mate20 Proは30万点超えという情報がありましたが及ばず、Snapdragon 845と同じくらいです。もう数回試せば上がるのでしょうか。
実際に使用する分には不自由ありません。
Honor Magic 2 PUBGモバイル
PUBGの自動設定ではHD画質になり、クオリティはHDR、フレーム設定はウルトラを選択することが出来ました。
実際のグラフィックも細部まで細かく描画されており動作もスムーズでヌルヌル動きます。発熱もほんのり温かくなる程度で熱いとは感じません。
Honor Magic 2 カメラ性能
後日レビュー予定!
Honor Magic 2 気になるところ
200g超えのスマホは重い!
Honor Magic 2、重いです。以前使用していたOneplus3Tは158gと軽量でしたがMagic2は206g。普通に使っても、寝ながら使用したらなおさら手首と指が疲れます。片手で使っていたら関節曲がっちゃいますよコレ。
USBを外す時にスライドしてしまう
特徴とも言えるスライドはフロントカメラを隠すのには最適かもしれませんが、犠牲にするものが多いです。USBケーブルを外そうとすると機構の性質上一緒にスライドしちゃいます。そのまま引っ張り続ければ外れますが、なるべくスライドさせたくありません。
ロック画面に通知が表示されない?
中国メーカーのタスクキル機能がかなり強いせいか、常駐させたいアプリもすぐにOFFになってしまいます。電池や通知の設定や、一括タスクキルする画面でキルしたくないアプリにロックをかければ常駐させることはできます。
これとは別に、通知バー(ステータスバー)に常駐しているアプリや通知が、ロック画面で表示されないという欠点があります。
メールやLINEはちゃんとロック画面に通知が来ます。しかし一度ロックを解除すると、通知を開いて無くても次のロック画面には表示されません。
OnePlus 3T(OxygenOS)と比較してみましょう。Yahoo!天気を使ってみました。
アプリを設定するとロック画面にもちゃんと表示されます。OxygenOSは通知をロック画面でも全て表示する仕様で、キーボードを開いているとその通知までも出してくれる親切設計です。
一方Honor Magic 2は通知が表示されていません。他のアプリを調べたら表示するのもありましたが、あまり多くありません。音楽プレーヤーも顔認証をOFFにしないと再生中のものが表示されません。
また、ロック画面では通知バーを下ろすことも出来ず...すぐに指紋認証できるからわざわざロック画面は見ないでしょ?という考えなのでしょうか。
ここで一点、指紋認証アイコンは端末に触れたり振動を与えると、スリープ中でも表示されます。ポケットモードがあるのでポケット内で勝手に表示されることはありません。
色々と制限がある
端末を平らに置いてて時刻だけ見たいって時ありますよね?Always on Displayやダブルタップでスリープ復帰するアプリもありますが、Honor Magic 2は何故か対応していません(AODはあります)。正確にはHuaweiによって隠しオプションになってます。
指紋認証をしようとしてもうまくいかないこともあるし、結局電源ボタンを押すはめになります。
Honor Magic 2 まとめ
Huawei Honor Magic 2はスライド式カメラ、ノッチレスディスプレイ、トリプルカメラ、画面内指紋認証など従来のスマホよりも魅力の多い端末であることは確かです。Kirin980の性能も高く、ノッチがないのでゲームをする人にとっても使いやすいと思います。206gは重いですが、Xiaomi Mi MIX3よりは軽いです。
ただ個人的には不満点も多いです。今後のOSアップデートで通知問題を改善してもらえたらと思っています。スライドカメラの使い道も増えたら面白いですね。